中国残留孤児支援策が決定!
Posted at 07/07/10 PermaLink»
残留孤児たちが歩いたイバラの道!
7月9日、中国残留孤児支援策が決定しました。これまで政府への謝罪と生活保障を求め、裁判をたたかっていた原告は全国で15カ所2200人。原告の方々はこの与党プロジェクトチームの支援策を受け入れ、「はじめて帰国して良かった!と思える」とその喜びを語りました(新聞各紙)。
しかし今回の支援策で、一人世帯に支給される支援金は、基礎年金+生活支援金で月額14万6千円。決して十分と言える金額ではありません。しかも実施は来年1月からといいます。
敗戦の混乱の中で「満州」に置き去りにされた残留婦人や孤児たち、やっと思いの思いで帰ってきた祖国日本で待っていた数々の苦難とは……(本書)。特に本書は、原告団全国連絡会代表の池田澄江さんの半生を第1章に収録しています。
戦争に翻弄され、苦労に苦労を重ねた残留孤児の方たちのこれまでの歩みを、もう一度噛みしめてほしい本です! (真鍋)