ジュンク堂新宿店のトークセッション、満員御礼!
Posted at 09/11/10 PermaLink»
11月6日、ジャーナリストの三宅勝久さんと斎藤貴男さんのトークセッションが
無事に終わりました。ご参加いただいたみなさまにお礼申し上げます。
今回のテーマは、小社が今年9月に発行した三宅さんの
新刊『自衛隊という密室』と同じタイトルで、三宅さんは、
自衛隊を取材するきっかけ、多重債務者問題を追いかけるうちに、
サラ金で借金する自衛官の多さに驚き、その背景に何があるのかを
調べてきたと話しました。
斎藤さんは、新刊の『強いられる死 自殺者三万人超の実相』(角川学芸出版)で、
東尋坊や青木ヶ原の樹海など自殺の現場に立ち、遺族の話、
防止対策に奔走するさまざまな人や組織を取材して、
「書く気力が全くなくなるような経験をした」と話しました。
斎藤さんの本には、「第五章 閉ざされた世界――学校と自衛隊」という章があり、
ここでは、学校と自衛隊におけるいじめや自殺の問題、
組織としての類似性が論じられています。
濃密な人間関係にがんじがらめになり、絶望の淵に立たされるのは、
自衛隊も学校も同じであることがわかります。
しんどいテーマではありましたが、質疑応答も含めて約2時間、
お二人に語っていただきました。
(真)