大麻(マリファナ)は、薬物地獄の入り口です。本当に危険!
Posted at 08/11/18 PermaLink»
大学生の大麻所持のニュースが続いています。
『増補版 さらば、哀しみのドラッグ』の著者・水谷修先生のところにも、
テレビの出演依頼、講演依頼が殺到しているそうです。
『さらば、哀しみのドラッグ』を最初に出したのは、今から10年前の1998年11月です。
今も〝夜回り先生〟こと水谷修先生のドラッグとの戦いは続いています。
昨年10月に出版した『増補版 さらば、哀しみのドラッグ』は、
その後の10年間のドラッグ汚染の状況と、ドラッグに手を出してしまった若者をどうするか、
周囲の親や学校などの対応について加筆したものです。
この本は、水谷先生がドラッグの恐ろしさを中高生むけに語った、先生の2冊目の単著です。
いわば、〝夜回り先生〟の原点がつまった本です。
ぜひ、たくさんの人たちに読んでいただきたいと思っています。
【『増補版 さらば、哀しみのドラッグ』から】
--------------------------------
一部の本や雑誌、インターネットのサイトでは、覚せい剤や大麻などの薬物を、
使い方さえ間違えないできちんと使っていけば、快感や充足感を簡単にもたらしてくれる
非常に良いもののように書いています。たぶん、みなさんも読んだことがあると思います。
本当にそうなんでしょうか。
これは二つの意味で完全な間違いです。
確かに、覚せい剤や大麻はタバコやアルコールと比べて、肺や心臓、肝臓などの
内臓諸器官への害が少ないといえます。しかし、その乱用は、確実に脳の中枢や
神経系を破壊していきます。
私が関わった青年で、五年にわたりマリファナ(大麻)を乱用していたミュージシャン志望の
若者がいます。彼は、乱用初期には、マリファナがもたらす幻覚の中で素晴らしい演奏が
できたと言います。
しかし、マリファナによって神経系をぼろぼろにされ、今や無気力な魂のぬけてしまった
存在となってしまいました。時々、不安感から半狂乱になると、家族でも対応できず、
精神病院の檻の中に世話になることとなりまおりす。
また、覚せい剤や大麻をはじめ、あらゆるドラッグは、その乱用者に耐性を形成していきます。
すなわち、薬物に慣れてしまって、より多くの量を使わないと快感が得られなくなり、
同時に、乱用しないと、たまらないほどつらい不快感をもたらすようになるのです。
こうして乱用者は乱用を繰り返し、ドラッグなしでは生きることのできない
依存症となっていくのです。
--------------------------------
(財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターのサイトから
http://www.dapc.or.jp/data/index.htm
--------------------------------
[ 大麻取締法(抄) ]
第一章 総則
第一条
この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。
ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子
及びその製品を除く。
第三条
大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、
又は研究のため使用してはならない。
2 この法律の規定により大麻を所持することができる者は、大麻をその所持する目的以外の
目的に使用してはならない。
第四条
何人も次に掲げる行為をしてはならない。
一 大麻を輸入し、又は輸出すること(大麻研究者が、厚生労働大臣の許可を受けて、
大麻を輸入し、又は輸出する場合を除く。)
二 大麻から製造された医薬品を施用し、又は施用のため交付すること。
三 大麻から製造された医薬品の施用を受けること。
--------------------------------